成澤寺の紹介と歴史

山門

 応永27年(1420)遊行15代尊恵上人留錫、城主安俵玄蕃の弟式部(量阿教順)帰依、城中に建寺しました。建立以来600年の古刹で、東和町ではもっとも古い寺です。
山門の前にある大木の太さが室町期以来の歴史を物語っています。

建立当時は松岩院となのっていました。
江戸期の天保の絵図には成澤寺となっています。

庭の様子

木立が多く、先代の幼少期は山の中にいたような感じといっていました。江戸期、裏には天神社があり、今は墓地となっています。

当寺のほか数分のところに養福寺という寺もありましたが、江戸期に河が氾濫した際に流出しています。

その流失の模様は記録があります。そのご本尊はいま当山の位牌堂のご本尊であります。恵信僧都作。

本堂内部 本堂裏

右:本堂裏
本堂裏は墓があります。

左:本堂内部
葬儀やその他行事はここで行います。

古さを示すものは本堂の本尊をいれている厨子の裏に天正8年に修理した旨の記載があります。ガラスをいれ、人々に見られるようにしてあります。

成澤寺は民衆に開かれた寺です。今後も生きている仏弟子中心主義を貫きます。

宗派 時宗
宗祖 証誠大師 一遍上人
開山 量阿教順、安俵城主安俵玄蕃の弟式部
開基 応永27年(1420年)
ご本尊 阿弥陀如来(左写真)

阿弥陀如来

住職の紹介

伝相寺
伝相寺

青森県下北部の佐井村に伝相寺あり、そこの兼務住職です。毎年施餓鬼法要と大漁祈願祭を当地の漁業協同組合と一緒にやっています。なかなか盛んなものです。
副住職は本山声明委員会委員をしています。